クラブEKO

 
  • フォントサイズを増やす
  • デフォルトのフォントサイズ
  • フォントサイズを減少させる
Home 福祉の広場 福祉の話題 地方分権と国のあり方

地方分権と国のあり方

地域福祉と三位一体


最近「定額給付金」のことが話題になっていますけど、その中で給付金支給を地域自治体に任すということでまたマスコミも強く反応して、「国の責任放棄だ!」、「地域に丸投げ!」、というコメンテーターがたくさんいますよね。

事の善し悪しはここでは取り上げませんけど、この「国の責任放棄」というのは、例の障害者自立法案での議論の時にも、「それは国の予算を減らしたいからだ」という意見が多かったし、いろんな意味でそうなんだろうとは思います。
そんな理由にもよるんでしょうけど、例の三位一体という「国の権限を地域に分権」「国から地域への税移譲」「地域の統合化」というものに、特に福祉関係の人たちで反対の立場をとる人が多いということで、僕は時々「そうすると、地域福祉ってどうやってやるの?」と思っちゃいます。

スウェーデンでは完全に地域福祉なんですけど、それは「税金は地域に収める」、「福祉のサービスは地域自治体の権限で決める」、「そのために地域は財源確保が可能な形にする」ということで成り立っていて、昔の市町村というものを統合してコミューンというものに編成していってそれが可能になったわけです。つまり、政治や税とか分権の仕組みである三位一体が、それを可能にしているんですよね。

スウェーデンでは、福祉を実施しているのは国ではなく地域です。
じゃあ国の役目は何かというと、国は法律を作り、地域で福祉がきちんと行っているように行政化して、しかもそれが地域での格差が出ないような措置を法律と地域の集合体であるコミューンとの関連の中で管理していくということです。

福祉というものはお金がかかるし、国からの措置や指導による福祉でなく地域福祉をするためには、地域にお金がなくてはならない。
地域に根ざす福祉をするのなら、福祉の仕組みや方法も地域に適合するように、地域が決めていかなくてはならないと思うんです。
国の役目は、お金や口を出すことではなく、地域が地域福祉が出来るように法律を整備し、地域にお金が集まるように税制も変えて、その上で地域が自分たちのことを決める権限を与えるということだと思うし、そうしなければ地域福祉なんて出来ないと思います。

今の政権がやろうとしている三位一体がそのことを目指しているかについては議論もあるでしょうけど、地域福祉を願う福祉界の人は、「国はお金を出したくないからだ」とか「地域に任せるのは、国の責任放棄だ」と反対するだけじゃなく、じゃあどうしたら地域福祉が可能になるのか、自分たちのビジョンを出して訴えて欲しいと思うんですけど、どうでしょうか?
もちろん反論はあるでしょうし、ここでもそういう議論は歓迎しますよ
Smile


 

 

オンライン状況

現在
 ゲスト 35 人
 がオンラインです