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ポレポレコンサート

2000年、「ポレポレコンサート」に参加して


ビッグベアーズ 水野 豪

僕は「障害という壁を越えて…」だのという物言いが、大嫌い。これがまた、僕の大好きなコンサートやお祭りの時によく見かけるもんだから、なおさら嫌になる。「またかよ…。」って感じで。
僕は重症心身障害児(者)施設の職員。別に「壁」なんて存在しないのです、なんてキレイゴトを言い出すつもりはないよ。その壁は、でかいよ。毎日毎日ぶつかっているよ。で、たまに越えられたような気分になる。そんなもんだよ。
音楽は確かに人の心を解き放ってくれることがある。それは、わかる。何度もそういう場面を見てきたし、今回のポレポレコンサートでも見ることが出来たから。それは人々の心の垣根、「壁」が取り払われた瞬間だったのだろう。だから何が言いたいかっていうと…
「壁」ってさ、障害があってもなくても、あるものでしょう? 誰もが「壁」を抱えて、生きているんでしょう?
音楽は「障害という壁」を越えて響くのではなく、みんなが抱える「壁」を越えて響くものなんじゃないのかな? だからみんな、音楽に泣いたり笑ったりするんじゃないのかな?
無理もないです。新聞記者さんやテレビの番組制作の人が「障害という壁を…」って言わなきゃならない立場なのも。そうしないと短い行数で、短い時間で伝えきれないからなのでしょうし、それに障害を持つ人々と触れ合う機会もあまりなかったのでしょう。
でもね、記者さん達も「障害という壁を…」という物言いもそろそろやめにしましょうかと思うんじゃないかな?もしもポレポレコンサートをどっぷり楽しんだとしたら…。
ポレポレコンサート。今思い出しても笑える。だって、おかしいんだもん、みんな。誤解を恐れずに言えばね。

何だよあれ?いつもクールに仕切っていた主催者の一人、岩間さんのステージ上での無軌道ぶり。「ホーー!」とか叫んじゃってさ。最高だよ。それにシナロケの「ビーマイベイビー」の時に飛び入りしたみんな、おかしいって!あとでビデオ見たら、まるで合成映像みたいだったよ。「永遠のロック少年&少女」シナロケの後ろで、何であんたたち嬉しそうにしてるの?おまけに奏年隊の窪島さんたら、シナロケの鮎川さんにサイン頼んでおいて、「もっと丁寧に書いてください…」とか言い出すしさあ…。おかしいよおおお!
ポレポレコンサートをどっぷり楽しんだ人から、こんな感想が飛び出したらいいな。
「……どれが障害者で、どれが健常者だか、わからなかった……。」
そうしたらきっと「障害という壁を…」なんて、そのうち誰も言わなくなるんじゃないかな、と淡い期待を抱きつつ、今日はこのへんで。


奏年隊 上條健太郎


コンサートの次の日にこんなメールを知り合いに出しました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

上條です。
お疲れ様でした。楽しかった!!!ですね。
僕はちょこっと疲れたみたいでさっき起きました。
起きてシーナアンドロケッツのホームページを見ましたが昨日のライブのところで
曲順と参加者が出ていました。
とここまでは普通・・・
Session with AllStars fromとあり
聖坂太鼓、パンチドランカーズ、奏年隊、ビッグベアーズ
Be My Baby ビーマイ・ベイビー
と紹介してくれていました。うれしーですね...
きっと鮎川さんはあの後、帰って更新したんだろうな~
中略…
そういえば窪島さん(ハーモニカのメンバー)は演奏後、鮎川さんに
サインを貰うとき「丁寧に書いてください」と注文していました。
なんともグレートな一言です。そう彼の中にはプロ、とかアマチュアとか
障害とかそんなのないのです。そういう意味で昨日のコンサートは色んな
バリアがまた一つはずされた気がします。(一寸無理やり?)というか
プロとアマチュアの壁を僕らから作ることないとずうずうしいですが考えて
しまったのです。僕らは遠慮がちにお願いするのに実に堂々と・・・また一つ
メンバーから何かを教わった気がします。
ちょっと興奮気味で色々書いてしまってすみません。
楽しいことはポレポレで継続していきましょう。
それでは…

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そしてその方からこんな返事を頂きました…

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

こんばんは。昨日はお疲れさまでした。
ポレポレコンサートも盛況に終わり、心地よい疲れを感じられているようですね・・・
私も、昨日観客としてポレポレに参加し、楽しい一日でした。
それに加え、もらったメールを見て、何だか、とっても、ウルウルとしてしまい、
温かい気分になっています。ホント、"音楽"って素晴らしいネ・・・昨日のコンサート
では、奏年隊、ビッグベアーズはもちろんですが(今回、プログラムの中に彼らの作った
詩が入っていて良かった)
ゴクーというバンドにとても心地よさを感じ、6月18日に青山でやるコンサートの
予約を早々取りました。奏年隊を介したことから、自分の世界が広がり、気にいった
ものを見つけられるとは本当に有り難いことです。
昨日のような、天気も気持ち良く、野外コンサートは、利用者(ハンディを持つ人が)
が行くにはベストだったねと話ました。中略…まあー、私も欲を出さずに反省を教訓に
していきたいと思いました。
では、お互いにこの感激を忘れる事無くいられますように・・・
では、また、おやすみなさい。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

このコンサートで我々を見に来てくれた人がいわいる、はじめてそこで見たプロと呼ばれる人のコンサートを見に行く…フェスティバルなので当たり前のことなのですが今までそんな当たり前のことが出来なかったのですよね。ハンディのある人とない人の共演するコンサートってある様で意外と少ないからな~って思うのです。
我々、奏年隊も枠にとらわれない活動を継続して行って行きたいと痛感しました。
とにかく素晴らしいコンサートに参加でき感謝しています。関係者の皆さん本当にお疲れ様でした。また機会があれば是非、声をかけてください…


 

 

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