クラブEKO

 
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訪問先概要

クラブEKOスウェーデンツアー '03、11-12、訪問先概要

人数、数字などのデータは、2002年度のものです。

11月26日(水) 13:30-15:00 
● 日常活動所「ビョルケン」と、隣接の「リラ・ビョルケン」

「ビョルケン」は、比較的軽度ではあるが、一般就労の難しい中度の知的障害者の日常活動所で、簡単な授産の作業を行っている。一般企業からの仕事を取り入れているが、作業療法的な活動のために、生産品の納期というものはなく、あくまで利用者に適応したテンポで作業を行うようにしている。作業の行程は、いわゆるTEACCHプログラム方式を取り入れて、個人個人それぞれの日程を組んで行われている。利用者は5名、職員は常勤2名。

「リラ・ビョルケン」
ここは、以前「シーデンアトリエ」という絹の布地の染色を行う作業所であったが、「シーデンアトリエ」が移転したのに伴って、それまでの作業が困難だった数人のために、「ビョルケン」に付属する日常活動所として、簡単な作業と「生き甲斐」活動を行う活動所である。利用者の中には、他人と一緒の活動が難しい人もおり、各人それぞれの部屋を持って、独自の作業や活動を行っている。

11月28日(木) 10:00 - 11:30
●「パレット日常活動所」

パレット日常活動所は、以前「エクトルプ デイセンター」と呼ばれていたが、エクトルプから現在の場所に移転すると同時に名称を変更して、より重度の障害者への日常活動所として再出発した。パレットとは絵を描くときのパレットである。最重度の重心と呼ばれる障害者のため、ものつくりの作業ではなく、主に感覚統合的な作業が中心に行われている。スヌーズレンと呼ばれる感覚刺激とリラクゼーションを利用した空間や、視覚、聴覚、触覚などの五感の刺激になる活動や、また自然に触れる活動、さらに、コミュニケーションを促す活動などをプログラムに取り入れている。

13:00 -14:30
●ビョルケボー・ショートステイ(レスパイト施設)

ナッカ市にあるショートステイの施設。住宅地のアパートを改造した児童用と、すぐ隣にあるビルの旧事務所を改造した成人用の二つのショートステイがある。ビョルケボーは成人のためのショートステイ。
ナッカ市を主体に、24家族を対象に短期間やあるいは緊急の場合の居住・ショートステイホーム。1家族、年間最高75日利用が出来る。1日最高5人まで。それぞれ5人用の個室があり宿泊が出来る。家族が子どもを預ける理由は問われない。緊急の場合に宿泊のベッドがない場合は、他の地区のショート・ステイ施設と調整を行う。

11月28日(金) 10:00-11:30 
●イヌティ 絵画スタジオ

障害者の芸術スタジオ。1988年に公的な施設としてではなく、協同組合方式による民営の活動所として、EUのプロジェクト助成金を得て設立された。2001年秋に、現在の場所に移る。
職業安定所との協力関係の中で、軽度の知的障害者やその他支援が必要と認定される人で、芸術的な才能を持ちあわせながら職にありつけない人がメンバーとなっている。
絵画や彫刻などの制作をするスタジオだが、中では外国との交流による展示会や、また作品の販売や展示会の業務なども行っている。
市内の一般の芸術スタジオと提携して共同で作業をしたり、また芸術家による技術指導なども受けている。さらにデイセンターや擁護高等学校創美科の生徒など、実習生が通ってくる場合も多い。現在のメンバーは約10名、4-5名のリーダーがいる。

13:00-14:30 
●高齢者ナーシングホームとグループホーム「エクトルプスヘッメット」

スウェーデンでの一般的な高齢者住宅はサービスハウスと呼ばれ、高齢者の住むアパートの建物に、日常活動所やリハビリ、その他のサービス機能を持つ、いわゆるケア付き高齢者住宅であるが、サービスハウスの住民の多くは多少の介護ヘルプを必要とする以外はほとんど自立生活が可能な高齢者である。それらの高齢者が、より介護のニーズが必要になると、ナーシングホームと呼ばれる住宅に住む。エクトルプスヘッメット(ホーム)は、そのナーシングホームで、建物の内部には、痴呆性高齢者のグループホームの一角もある。その他、リハビリや医療のサービスがあり、介護ヘルパーが常勤している。

18:30-21:00 
●フリュースヒューセット・FUBダンス会

80年代のはじめ頃から、知的障害者協会(FUB)のストックホルムFUBが余暇活動として、隔週の金曜の夜、市内の高級ダンス場である「メーラルサーレン」を借り切り、プロのダンスバンド演奏のダンス会を行っていた。昨2002年からは、場所が現在のフリュースヒューセットに移り、やはり同じ規模でダンス会が隔週の金曜日に行われている。メーラルサーレン時代から、市内の知的障害を持つ人にとっては娯楽と社交のメッカとして、1日約300-400人の人が集う。そこには恋がありけんかがあり、正に大社交場。言葉が通じないということが、全くおかしくなく感じさせてくれる所でもある。

11月29日(土) 10:30-11:30
●フィスクセートラ・グループホーム

ナッカ市の集合住宅地(アパート住宅)にあるグループホーム。元ロックグループEKOのメンバー2名の他、合わせて6名が住む。職員は、パートを入れて8名。グループホームは一人用のアパートが繋がっている集合体で共同の居間や台所もあるが、それぞれ各自のトイレ、台所を持って個人の住宅という機能を持っている。利用者のそれぞれのニーズと状況に応じながら、各自が自立した生活が出来るように職員はあまり生活に干渉しないようにしながらも、適切な支援を行なっている。

12:00-15:00
●ヴァーサ博物館

今から300年以上昔、当時ヨーロッパ大国だったスウェーデンは、その海軍力を誇示するため王様専用の軍艦「ヴァーサ号」を建造した。設計は最高の技師が担当したが、王様は技師の意向に従わず、当時から有名だったスウェーデンの大砲を誇示するために余計に積む事を要求した。
そして、処女航海。岸壁を離れた大軍艦は、やがて祝礼の号砲を一斉に発砲。その勢いで、大軍艦は重みのバランスを崩して、海中へ沈没。…そして1960年代、海中でヴァーサ号発見。
困難な引上げ作業と、木造の原形を保つ技術的な試みも成功して、世界的にユニークな博物館となる。ストックホルムの名所の筆頭。


 

 

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